活動日:26/01/10
栗コーダーカルテット
町田ノイズ
今年は行ったイベントについても記録をしっかり残したいなという気持ちがあるので、昨日行ったライブについて書いていく。
2026年1月10日(土)、町田にあるジャズバー(なのかな)「ノイズ」というお店で開催された栗コーダーカルテットのライブに参加してきた。
栗コーダーカルテットについて世間的にどのくらい認知されているのかはわからないが、ピタゴラスイッチのテーマ曲を作った人たちだと言えばまあ9割5分の人には通じるだろう。
映像作品にもちょくちょく音楽面で関わっている人たちで、『キョロちゃん』、『つり球』といった作品のBGMや『アリソンとリリア』の主題歌(OPED共に)などを手掛けていたり、最近だと『宇宙人ムームー』と『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のBGMを手掛けていたり……とまあ、アニメシーンにそれなりに顔を出してくださる方々だ。(別名義で『あずまんが大王』や『よつばと!』にも携わっていたりする。)
インターネットでもちょくちょく言っているけれども、僕はリコーダーという楽器がすごく好きで、大学生の時は2年くらいリコーダー同好会なる組織に所属していたりもしていた。その同好会自体は僕みたいなポップミュージックをやりたい人と、バリバリにクラシックをやりたい人が混ざり合っている組織で、僕が所属していた頃に大きく後者に寄っていったので自然とフェードアウトしてしまった。
まあそんな昔話よりも昨日のライブの話をしよう。
栗コーダーカルテットのライブは結構な割合で2部制になっていて、大体先に「親子の部」がある。その後、「大人の部」が続くということが多い。女性声優のライブではないので、片方にだけ行けばよい。
というわけで「大人の部」が始まる15時半頃、イベント会場である町田ノイズに到着した。小さなジャズバーなので、XのDMで直接まだ席があるかを確認し予約するスタイルだった。昨年中に予約していたので流石に抜かりはないはずだが、結構店内がぎゅうぎゅうだったので本当に大丈夫かなと少し心配した。幸いしっかり席があった。残り3席くらいのタイミングだったが、小さな店内だし暴れるわけでもないしということで一番奥のゆったりした席を選ぶ。
ワンドリンク制ということでジントニックを注文し、完全に休日昼間から酒を飲みつつくつろぐモードである。そうこうしているうちにおじさんが4人やってきて、ライブがはじまった。めっちゃおじさんたちだ。休日の。
いい曲から始まる。「マヨネーズ第二番」だ。
続いては「小組曲 ピタゴラスイッチ」ということで、『ピタゴラスイッチ』に提供している曲を5曲くらい詰めた演奏。間に3秒の曲(?)とかが挟まって笑いも起こる。
そこからMCがゆるっと始まって、低音担当の関島さんが若干詰まりながらも曲紹介をしていく。散々と「次のコーナーは映画の音楽を、おどろおどろしいのをやります!」と煽ってからの2曲が「ジョーズ」と「帝国のマーチ」で、当然ながら全然怖くない、愛らしい。あまりにも茶番なのだが、全部で30人もいないくらいの観客含めて全員がその茶番を愛している空気が漂っている。
その後は「オリオンビール」(オリオンビールのCMソング。沖縄限定だったらしい。)をやったり、「鉄腕アトム」をやったり。B級ホラーコメディ(なんか女子高生が平家の落ち武者ゾンビと戦う映画なんだとか。栗コーダーの皆さんもエキストラで参加し、リコーダーを吹くゾンビの役だったらしい。滅茶苦茶すぎる。)に提供した曲「ボンネットバス」をやったり。いやこんな曲がゾンビ映画で流れるなよ。
良かったのは「シーベック・シーモア」かな。それと、関島さんがラグタイム(ジャンル)について急に語りだしたあとにやった「エンターテイナー」や、ヒッチコック監督について語った後の「ケ・セラ・セラ」とかも、僕がもっとそっち方面に詳しければ楽しかったんだろうな~と思いつつも、純粋に曲を楽しんだ。
ちょうど1時間くらい経ったところで、「じゃあちょっと休憩にしますね」と言って、おじさんたちが休憩に入る。と言っても別にはけるわけでもなく、そのまま椅子に座って楽器のメンテをしたり、スマホを取り出して調べ物をしていたりする。じ、自由すぎる……! 完全に雰囲気はホームパーティーだ。
10分くらい経ったところで、関島さんが「そういえばお客さん方って今日何時までイベントがあるかご存知ですか? 知ってる人」とか聞き出した。それ、知らんのよな……と思っていたら案の定1人しか手をあげない。だってイベント案内のどこにも終演時間って書いてないし。
「あーそうなんですか、今日ね、一応17時終演の予定です。でした。このペースだと全然17時には終わりそうにないですね!」で大笑いが起きる。ホームパーティーかよ。「予定がある人は曲の合間とかで適宜お帰りくださいね~」と言いつつ、後半の部が始まった。
後半の部はオリジナル曲多めでやりますとのことだったが、ここで予想外に時間をかけてやってくれたのが……今期アニメコーナーだった。いや、今期アニメコーナーとは僕が勝手に名付けただけなんだけど、要は宇宙人ムームーととんスキの曲をやってくれたのだ。
どちらもしっかりMCでの解説付きである。多分あの場にいた30人弱の観客の中でどちらも観ていたのは僕だけだったかもしれないけれども、すごくうれしかった。
ムームーからは「宇宙人ムームー」(いわゆるメインテーマ)、「にぎやかキャンパス」、そして「ポジティブ桜子」の3曲(いずれもよく流れていた曲)を演奏してくれた。いや~~良すぎる。
とんスキについては、「異世界転生モノなんですけど、なぜかネットスーパーで調味料とかを注文出来て、それで現地の魔物を美味しく食べるってアニメです」との紹介ののち、「楽曲提供自体は3チームでやっていて栗コーダーはそのうちのひとつなんですけど、お料理シーンに使ってもらえたので、毎回のように流れてとってもお得でした」と言っていた。おじさんたち、とんスキ全話観てくれたんかな……。
いや実際マジでいい曲なんだよな。とんスキの楽しい雰囲気がギュっと詰まっていて。
この曲の序盤で主旋律をやっているちょっと騒がしい揺れのある音を出しているのはクルムホルンという楽器(古楽器というらしい)で、検索してもらうとわかるけれどもなんかリコーダーの先がくるっと曲がっているみたいな見た目をしている。
栗コーダーさんの公式ブログでの紹介を読む限り、古楽器らしく綺麗に音を出すのがまず難しいらしく、続けて演奏するものひと苦労なんだとか。だからなのか、この曲でも2フレーズ目からは主旋律がリコーダーに移っているのが面白い。
栗コーダーの皆さんは本当にたくさんの楽器を持ち出しながら曲ごとに全然違う編成になっていく。昨日だけでも、リコーダーの様々なサイズ(ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、グレートバス)はもちろん、アコギ、ウクレレ、鍵ハモ、アンデス25、三板(さんば、沖縄の楽器らしい)、小太鼓(なんて名前かわからず)、マラカス(これも絶対にマラカスとは呼ばれていない奴だと思うが名前がわからん)、サックス、チューバ、クルムホルンと、それはもう様々な楽器が出てきて、それだけで楽しかった。
そんなこんなでライブが終わった。17時40分。すっと帰るつもりだったのだけれども、CDの販売をして、お望みであればサインも書きますよ!と言われて、気付いたら物販コーナーに向かってしまった。ライブのこともそうだし、アニメシーンにずっと曲を提供し続けてくれていることへのお礼も伝えたくてしょうがなかったので。
画像
うれしすぎ
というわけで25周年ベストアルバムとムームーのサントラを購入し、ムームーの方にサインしてもらった。書いてもらっている間に、ちょっとだけ『アリソンとリリア』で楽曲提供した2曲の話もできたりして、本当に嬉しかった。
最後に、イベントでは演奏されなかったけれども僕一押しの曲を紹介しておわりにしたい。MVもすごく面白くて、もしかしたらそっちで知っている人もいるかも。
是非また行きたいな。
2026年1月10日(土)、町田にあるジャズバー(なのかな)「ノイズ」というお店で開催された栗コーダーカルテットのライブに参加してきた。
栗コーダーカルテットについて世間的にどのくらい認知されているのかはわからないが、ピタゴラスイッチのテーマ曲を作った人たちだと言えばまあ9割5分の人には通じるだろう。
映像作品にもちょくちょく音楽面で関わっている人たちで、『キョロちゃん』、『つり球』といった作品のBGMや『アリソンとリリア』の主題歌(OPED共に)などを手掛けていたり、最近だと『宇宙人ムームー』と『とんでもスキルで異世界放浪メシ』のBGMを手掛けていたり……とまあ、アニメシーンにそれなりに顔を出してくださる方々だ。(別名義で『あずまんが大王』や『よつばと!』にも携わっていたりする。)
インターネットでもちょくちょく言っているけれども、僕はリコーダーという楽器がすごく好きで、大学生の時は2年くらいリコーダー同好会なる組織に所属していたりもしていた。その同好会自体は僕みたいなポップミュージックをやりたい人と、バリバリにクラシックをやりたい人が混ざり合っている組織で、僕が所属していた頃に大きく後者に寄っていったので自然とフェードアウトしてしまった。
まあそんな昔話よりも昨日のライブの話をしよう。
栗コーダーカルテットのライブは結構な割合で2部制になっていて、大体先に「親子の部」がある。その後、「大人の部」が続くということが多い。女性声優のライブではないので、片方にだけ行けばよい。
というわけで「大人の部」が始まる15時半頃、イベント会場である町田ノイズに到着した。小さなジャズバーなので、XのDMで直接まだ席があるかを確認し予約するスタイルだった。昨年中に予約していたので流石に抜かりはないはずだが、結構店内がぎゅうぎゅうだったので本当に大丈夫かなと少し心配した。幸いしっかり席があった。残り3席くらいのタイミングだったが、小さな店内だし暴れるわけでもないしということで一番奥のゆったりした席を選ぶ。
ワンドリンク制ということでジントニックを注文し、完全に休日昼間から酒を飲みつつくつろぐモードである。そうこうしているうちにおじさんが4人やってきて、ライブがはじまった。めっちゃおじさんたちだ。休日の。
いい曲から始まる。「マヨネーズ第二番」だ。
続いては「小組曲 ピタゴラスイッチ」ということで、『ピタゴラスイッチ』に提供している曲を5曲くらい詰めた演奏。間に3秒の曲(?)とかが挟まって笑いも起こる。
そこからMCがゆるっと始まって、低音担当の関島さんが若干詰まりながらも曲紹介をしていく。散々と「次のコーナーは映画の音楽を、おどろおどろしいのをやります!」と煽ってからの2曲が「ジョーズ」と「帝国のマーチ」で、当然ながら全然怖くない、愛らしい。あまりにも茶番なのだが、全部で30人もいないくらいの観客含めて全員がその茶番を愛している空気が漂っている。
その後は「オリオンビール」(オリオンビールのCMソング。沖縄限定だったらしい。)をやったり、「鉄腕アトム」をやったり。B級ホラーコメディ(なんか女子高生が平家の落ち武者ゾンビと戦う映画なんだとか。栗コーダーの皆さんもエキストラで参加し、リコーダーを吹くゾンビの役だったらしい。滅茶苦茶すぎる。)に提供した曲「ボンネットバス」をやったり。いやこんな曲がゾンビ映画で流れるなよ。
良かったのは「シーベック・シーモア」かな。それと、関島さんがラグタイム(ジャンル)について急に語りだしたあとにやった「エンターテイナー」や、ヒッチコック監督について語った後の「ケ・セラ・セラ」とかも、僕がもっとそっち方面に詳しければ楽しかったんだろうな~と思いつつも、純粋に曲を楽しんだ。
ちょうど1時間くらい経ったところで、「じゃあちょっと休憩にしますね」と言って、おじさんたちが休憩に入る。と言っても別にはけるわけでもなく、そのまま椅子に座って楽器のメンテをしたり、スマホを取り出して調べ物をしていたりする。じ、自由すぎる……! 完全に雰囲気はホームパーティーだ。
10分くらい経ったところで、関島さんが「そういえばお客さん方って今日何時までイベントがあるかご存知ですか? 知ってる人」とか聞き出した。それ、知らんのよな……と思っていたら案の定1人しか手をあげない。だってイベント案内のどこにも終演時間って書いてないし。
「あーそうなんですか、今日ね、一応17時終演の予定です。でした。このペースだと全然17時には終わりそうにないですね!」で大笑いが起きる。ホームパーティーかよ。「予定がある人は曲の合間とかで適宜お帰りくださいね~」と言いつつ、後半の部が始まった。
後半の部はオリジナル曲多めでやりますとのことだったが、ここで予想外に時間をかけてやってくれたのが……今期アニメコーナーだった。いや、今期アニメコーナーとは僕が勝手に名付けただけなんだけど、要は宇宙人ムームーととんスキの曲をやってくれたのだ。
どちらもしっかりMCでの解説付きである。多分あの場にいた30人弱の観客の中でどちらも観ていたのは僕だけだったかもしれないけれども、すごくうれしかった。
ムームーからは「宇宙人ムームー」(いわゆるメインテーマ)、「にぎやかキャンパス」、そして「ポジティブ桜子」の3曲(いずれもよく流れていた曲)を演奏してくれた。いや~~良すぎる。
とんスキについては、「異世界転生モノなんですけど、なぜかネットスーパーで調味料とかを注文出来て、それで現地の魔物を美味しく食べるってアニメです」との紹介ののち、「楽曲提供自体は3チームでやっていて栗コーダーはそのうちのひとつなんですけど、お料理シーンに使ってもらえたので、毎回のように流れてとってもお得でした」と言っていた。おじさんたち、とんスキ全話観てくれたんかな……。
いや実際マジでいい曲なんだよな。とんスキの楽しい雰囲気がギュっと詰まっていて。
この曲の序盤で主旋律をやっているちょっと騒がしい揺れのある音を出しているのはクルムホルンという楽器(古楽器というらしい)で、検索してもらうとわかるけれどもなんかリコーダーの先がくるっと曲がっているみたいな見た目をしている。
栗コーダーさんの公式ブログでの紹介を読む限り、古楽器らしく綺麗に音を出すのがまず難しいらしく、続けて演奏するものひと苦労なんだとか。だからなのか、この曲でも2フレーズ目からは主旋律がリコーダーに移っているのが面白い。
栗コーダーの皆さんは本当にたくさんの楽器を持ち出しながら曲ごとに全然違う編成になっていく。昨日だけでも、リコーダーの様々なサイズ(ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、グレートバス)はもちろん、アコギ、ウクレレ、鍵ハモ、アンデス25、三板(さんば、沖縄の楽器らしい)、小太鼓(なんて名前かわからず)、マラカス(これも絶対にマラカスとは呼ばれていない奴だと思うが名前がわからん)、サックス、チューバ、クルムホルンと、それはもう様々な楽器が出てきて、それだけで楽しかった。
そんなこんなでライブが終わった。17時40分。すっと帰るつもりだったのだけれども、CDの販売をして、お望みであればサインも書きますよ!と言われて、気付いたら物販コーナーに向かってしまった。ライブのこともそうだし、アニメシーンにずっと曲を提供し続けてくれていることへのお礼も伝えたくてしょうがなかったので。
画像
うれしすぎ
というわけで25周年ベストアルバムとムームーのサントラを購入し、ムームーの方にサインしてもらった。書いてもらっている間に、ちょっとだけ『アリソンとリリア』で楽曲提供した2曲の話もできたりして、本当に嬉しかった。
最後に、イベントでは演奏されなかったけれども僕一押しの曲を紹介しておわりにしたい。MVもすごく面白くて、もしかしたらそっちで知っている人もいるかも。
是非また行きたいな。